4月下旬、近所のホームセンターから小玉スイカの苗を購入してきました。
品種:小玉すいか 愛ラブ
価格と株数:284円(税別)×2株
特徴:「極甘糖度14度超え 普通は10~11度」付属タグより
栽培地:関東南部
ポイントはマルチングとカバー
野菜作りの大先輩である母に植え方を尋ねると「(関東南部のこの辺りでも)まだ朝晩冷えるので寒さ対策が必要」とのことでした。
具体的には
1.根元のマルチング
2.ビニールによる風よけのカバー
マルチングって何?
しかしどこの世界にも専門用語があるものでマルチングの意味がわかりません。調べてみると「わらやビニールなどで根元を覆うこと」でした。保温効果だけでなく乾燥や雑草などの対策にもよいようです。
苗を植えるための畝を作る
苗を植える場所として水はけのよい土壌を作ってあげるのがよいようです。
そこでクワで溝を掘り、その土を盛り上げ畝を作りました。やや高くすることで水はけをよくするためです。
わが家の畑は富士山の火山灰に由来する黒土と赤土の混合です。赤土がやや多いのか、乾燥した場合、水をやっても表面が濡れるだけで染み込みにくいのが特徴。この点はどんな野菜でも水やりの際、注意しなくてはなりません。
植え付けの幅はもっとあってよかった
苗の植え付けは4月30日に実施。天気予報はその後3日間20℃超の気温上昇を告げていました。
植え付けの幅は今回約80cm。実際につるが伸びてわかったのですが、幅はもっとあってよかった。ふたつの株のつるが伸びるに従い、交差してしまったのです。90cm~100cmくらいが適切ではないかと思いました。
わらを巻いてマルチング

マルチングの材料は納屋に残っていたわらを活用しました。株の根元にぐるぐると巻くように敷きました。見るからに温かそうです。
後から気付いたのですが、わが家にも母が使っていた黒いビニールのマルチシート(マルチングシート)がロールでありました。それを使ってもよかったのでしょうが、今回は昔ながらの手法でチャレンジです。

ちなみにマルチシートには黒以外に白、透明などもあります。熱吸収性、遮光性から保温効果、雑草対策には黒がよいようです。
肥料袋を風よけカバーに

苗が寒風にさらされないように、さらに強風で折れたりしないようにビニールのカバーをセットします。
大きな肥料袋の底を切り、筒状にし、園芸用の支柱で立てるのが一般的なようです。
わが家は元農家であったため空き肥料袋がたくさんありますが、初めての方は用意がないでしょう。その場合はホームセンターやネットで「行燈カバー」を購入するとよいです。
支柱は3本から4本。カバーが風で飛ばされないようにやや外向きに立てるのがコツです。
ここでは塩ビ銅管の工業品を用いていますが、細い竹でもかまわないでしょう。事実母はたくさんの竹を使いまわしてきました。
肥料と水やりは
肥料は葉や根の成長をサポートする一般的な化成肥料を根に直接当たらないようわらを敷いた外にまきました。
小玉スイカは根腐れしやすいので水をやりすぎないのがポイントだとか。今年(2020年)は雨が多かったので、8月お盆近くの猛暑続きまでの間に散水したのは、苗の植え付けから約1ヵ月後の追肥時のたった1回でした。
初心者菜園の小玉スイカ作り。つぎは追肥に続きます。